活動報告

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棚田夢灯り&アートフェスティバル2018に参加しました

棚田夢灯り&アートフェスティバル2018

 20181110()、大阪府で唯一の村である千早赤阪村にて「棚田夢灯り&アートフェスティバル2018」というイベントが行われ、私達は1回生から4回生まで、総勢35名で参加してきました!

南河内の山間部にある村の棚田は「下赤阪の棚田」として日本の棚田100選にも選ばれている、美しい棚田です。このイベントは毎年、「金剛山の里 棚田夢灯り&収穫祭」として3000本の灯籠で幻想的に彩られた棚田が愉しめるライトアップイベントでしたが、今回は、村内外のアーティスト達による棚田をステージにした音楽ライブなど、新たな試みが加わりました。

 

私達学生ボランティアは、棚田の畦にひとつひとつ等間隔に灯籠を並べる作業、灯籠に火をつける作業、そして会場内の警備等を行いました。

外での活動でしたが、この日は幸いにも天気に恵まれました。日中は快晴の空の下、棚田や満開のコスモス畑の風景を楽しみ、夕暮れには刻々と色を変化させる日没を見届け、夜には響き渡る音楽の中で棚田の形にゆらめくろうそくが灯る、幻想的な美しさを味わいました。

灯籠を棚田の上から下まで運んだり、寒い中会場の警備をしたり、大変な作業もありましたが、助け合いながら和気あいあいとした雰囲気で楽しく活動できました。

 

先祖が山を切り開き、脈々と受け継いできた大切な棚田が、村内外の方の手によって魅力あふれる観光資源に生まれ変わっていて、今、ここを訪れる人を癒やし、楽しませている光景と長い長い棚田の歴史を重ね合わせると感慨深いものがありました。この美しい棚田を次世代へつなぐ一員になれているのだとしたら光栄に思います。

また、私個人としては学生の統率や受け入れ先との連絡や調整に大きな課題が残るものではありましたが、参加した学生から「楽しかった」「素敵な時間を過ごせた」「人とのつながりができた」との感想をいただき、日々の日常では味わえないきれいな景色や村の空気感の他、学年学域を超えた学生同士の交流を楽しむことができたようでした。このボランティアが十分に楽しいものであり、また来たいと思えるような体験ができた方が多かったのではないかと思います。

 

今後とも、まだまだあるはずのこの村の魅力を発見していきたいと思います!

 

文:辻本早紀(現代システム科学域環境システム学類3年)

灯籠を並べる様子              灯籠が並べられた棚田の様子

会場の様子                  灯籠が灯った棚田の様子