活動報告

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「ボラセンオープンデー@大阪府立大学」を開催しました

2019128日(日)に、「ボラセンオープンデー@大阪府立大学」が本学中百舌鳥キャンパスのボランティア・市民活動センターにて行われました。このイベントは関西にある大学ボランティアセンターで活動する学生スタッフの情報共有・交流を目的としたイベントで、本学のボランティア・市民活動センターV-station(以下、V-station)が主催しました。当日は関西学院大学と龍谷大学の学生スタッフの方々が来て下さり、全体で11名での会となりました。 

今回このイベントを開催するにあたり、こんな思いがありました。「関西には府大以外にも大学ボランティアセンターがある大学がたくさんある。せっかく同じ関西という地域で活動しているのだから、もっと交流したい、色んなボラセンを直に見たい。各大学ボラセンが自大学へ他大学を招いた紹介・見学イベントを行ったらおもしろいんじゃないか。」そんな思いから、各大学が他大学に対して開けた日「ボラセンオープンデー」というものを開催しようと思いました。学生スタッフの交流イベントは元々行われていましたが、イベントとして実際に現地へ赴いて交流する会はほとんど行われていませんでした。今まで個人的に幾つかの大学ボランティアセンターへ見学に行かせていただいたことがあったのですが、単なる交流会で話を聞くだけでは伝わらない部分というのはあって、現地へ行って感じる空気感や様子、そこで活動している人々などは現地に行かないと分からず、生で見る重要性というのを感じました。話だけでは伝わらないそんな部分も“実感”できるような場を創りたい。それが今回の開催へとつながりました。

また、せっかく様々な大学が集まる場であるため、単なる交流会にしてしまうのではなく、「大学ボラセンのより良い在り方」を考えたり、「各大学が持っているノウハウを得られる場」にもなれたりしたら良いなと思いながら企画していました。

 

当日はV-stationの紹介を中心に進め、所々クロストークを挟みながら、V-stationが実践している運営方法や広報、センターとして大切にしていることなどを伝えました。当日参加された方の中で、他大学と比べるとV-stationは外部との繋がりを創出することに積極的だという印象を持たれた方がいました。普段から地域の方がセンターによく出入りし、学生が活動を外へ広げているというのは、V-stationの大きな特長なのかもしれません。自分たちでは当たり前に行っていることであっても、他大学の方にとっては新鮮なことがあります。そんな気付きを得られるのもオープンデーの良さだと思います。

紹介の後は、場所を移して晩御飯もご一緒しました。お互いのボラセンの悩み、気になることなどを話し合えて、とても有意義でした。

 

大学の規模感や地域性はそれぞれ違えど、悩んでいることは結局同じようなことに帰着している、そんなことを感じました。一方で、お互いの強みというのはあって、他大学はその部分を参考にし、自大学は強みを再認識する。そんな過程を通じて各大学がそれぞれの「より良いボラセンの在り方」を探っていけるようになれたら嬉しいです。このイベントを今回で終わりにしたくは無く、今後バトンをつなげていけたらいいなとも思っています。イベント終わりに「自大学でもやりたいな」と言ってくれた人がいて、イベント企画者としては更に嬉しいことです。オープンデー、そして学生スタッフの志をつなげてもらえれば。それが僕の願いです。

工学域 機械系学類 木下通理