活動報告

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全国ボランティアコーディネーター研究集会(JVCC)が開催されました

2019年3月2日(土)、全国ボランティアコーディネーター研究集会(JVCC)のイベントにボランティアとして参加しました。JVCCとは、ボランティアコーディネーションに携わる人々が、全国からその活動分野を問わずに集い、活動分野や立場を超えて活発な議論や対話を行い、知識や技術を磨くことのできる集会で、今回で25回目を迎えたそうです。私が参加したのは2日に分けて行われる本集会の1日目でした。全体的な基調講演の後、およそ10の分科会に分かれての各講師の先生方による講演、ワークショップ、参加者同士の交流会等が行われました。この日も、南は沖縄から北は北海道まで、日本全国からボランティアコーディネーターの方をはじめボランティア活動に関わる様々な立場の方が大勢訪れていました。

スタッフ用のジャンパーを受け取り、ともに活動する人の顔合わせを行った後、10時からの開会の前に会場へ訪れる人の誘導を行いました。イベントのボランティアにたくさん行ったことがあるわけではないのですが、本部の方や会場を訪れる参加者の方に「ありがとう」「お疲れ様」といわれることが多いように感じました。会場誘導の際も、多くの方にそのような言葉をかけていただき、来てよかったな、と思える温かい受け入れをしてくださっていることを感じました。その後、ボランティアとして担当に当たっている各分科会の講師の方や実行委員の方とのランチミーティングまで、全体会の講演を聞くことができました。個性的な各登壇者のお話は豊富な経験に裏打ちされた、とてもわくわくする内容で、「なるほど~!」の連続でした。特に「課題を押し付けられてボランティアするよりも、何が課題か、を話し合うことから始めたい。これが課題ですよ、あなたたちはこの課題を解決するために活動するのですよと言われるのは違う」という言葉は印象的でした。

私が担当する分科会のテーマは「体験だけで終わらせない! 情熱の福祉教育・ボランティア学習」でした。ランチミーティングでは、講師の先生方と実行委員の方とともに簡単な打ち合わせを行いました。実行委員の方は児童館で居場所づくりを行っている方だったのですが、昔やんちゃしていたらしいその人がなぜ福祉の道を歩まれるようになったのかなど、楽しい話も交えながらの打ち合わせでした。

ボランティアの役割として会場設営や受付などの作業を終え、分科会がスタートすると、講師の方から「ワークのグループに入っていいよ」とのお言葉をいただき、約三時間半の分科会に丸々参加することができました。社会福祉協議会や、福祉施設のコーディネーターになりきり、学校からの福祉教育や道徳における授業のコーディネートの依頼に対応するというロールプレイを行いました。学校での福祉教育では、「ボランティアする」こと自体や「障害を持つ方」の話を聞くことを目的化するのではなく、関係諸機関がその先にある生徒の成長や「社会貢献・相互理解のカタチ」に対する意見をすり合わせる「対話」の必要性を感じました。

総じて、学生ボランティアのみなさんの気さくさや、実行委員の方々の手厚い気配りに助けられ、楽しく参加することができました。

ボランティアでの参加は、とってもおトクだと思います♪

 

 

現代システム科学域 環境システム学類

辻本早紀

 

参考リンク:2019年の全国ボランティアコーディネーター研究集会の開催地は京都で行います。