活動報告

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いきいきニューイヤーフェスタが開催されました

2019年1月13日(日)に大阪府立大学 中百舌鳥キャンパスにて、「いきいきニューイヤーフェスタ」が開催されました。これは、「いきいき堺市民大学」の第9期生9名と本学ボランティア・市民活動センターの学生ボランティア4名が企画した、地域住民との交流イベントです。

 

近年、少子高齢化の進展する中で、さまざまな分野で担い手が不足することが予想され、高齢者の活躍がこれからの地域づくりに欠かせないものとなってきました。その背景から堺市で生まれたのが「いきいき堺市民大学」で、講座やゼミを通じて地域福祉の担い手として活躍する人材育成を目指すものです。全15回の入門講座を経て、10月から「府立大学ゼミ」が開講し、その進行をボランティア・市民活動センターが担当しました。隔週のゼミで話し合いを行い、世代間交流を主な目的とした今回のイベント開催に至りました。

 

正月遊びをテーマに、「餅つき」、「凧あげ」、「輪なげ」、「羽根つき」、「竹とんぼ」を企画しました。当日は31人の子どもたちの参加があり、にぎやかなイベントとなりました。羽子板や竹とんぼを牛乳パックで工作するスペースでは、子どもたちが一生懸命個性あふれるものを作っており、それを「遊び場」に持って行って、自分達で作ったもので元気に遊んでいました。イベント終了時に回収したアンケートでは、羽根つきなど今ではなかなか体験できない遊びも体験でき楽しかったというお声がありました。また、市民大学9期生の方々自身も楽しめた様子でした。

 

今回、私がこのイベントに携わる中で、高齢者と言われる9期生の方々がいきいきと活動されている姿を見ることができたのが良い経験であったと思います。三世代で暮らすという生活スタイルが減少し、子どもと高齢者の関わりが少なくなりつつある近年、普段高齢者と関わることのない方が増加しているように感じられます。また、子どもたちも正月遊びを体験する機会が減ってきているため、今回のイベント開催は世代間交流や文化伝承という側面から大変意味のあるものであったと思います。こういったイベントを来年以降も続けていきたいと思います。

 

地域保健学域 総合リハビリテーション学類 湯川翔太